あらゆる物理方程式が何らかの「裏ルール」に従っている可能性が示唆される
あらゆる物理方程式が何らかの「裏ルール」に従っている可能性が示唆される / Credit:clip studio . 川勝康弘
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あらゆる物理方程式が何らかの「裏ルール」に従っている可能性が示唆される (2/2)

2024.11.26 Tuesday

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あらゆる物理法則が従う「裏ルール」が存在する

無数の物理法則があっても宇宙は1種類しかない
無数の物理法則があっても宇宙は1種類しかない / Credit:clip studio . 川勝康弘

無数の物理法則は、自然という「1匹の巨大なゾウ」を別角度で見た結果に過ぎないのか?

人類が気付いていないだけで全ては一定の裏ルールに従って存在しているのではないか?

そうだとするならば、それはどんなものなのか?

謎を解明する手段として研究者たちは「ジップの法則」を用いることにしました。

ジップの法則はもともとは言語学者によって観察されたものであり、ある言語で最も使われる単語は、2番目に使われる単語の2倍、3番目に使われる単語の3倍の頻度で登場するという法則です。

たとえば英文では「the」が最も多く登場する単語であり、全体のおよそ「7%」を占め、2番目によく使われる「of」の頻度は半分の「3.5%」であることが知られています。

(※日本語ももジップの法則に従うことが判っており、テキストにおいては所有を意味する「の」が最もよく使われ(5~10%)、2番目は目的や方向を現わす「に」が多く(4~7%)が使われています)

興味深いことに、この傾向は子供が描いた作文から専門書まで一貫した傾向となっています。

しかし研究が進むにつれて、ジップの法則は言語学の分野を超えた、神秘的な普遍性があることがわかってきました。

たとえば多くの国の都市規模を分析するとおおむねジップの法則に従っており、少数の大都市が優勢で、大多数の都市は小規模であることが判明しました。

またデータサイエンスの分野では、コンピューターのファイルサイズにもジップの法則が当てはまることが示されています。

さらに神経科学では脳内のニューロンの発火頻度もジップの法則に従い、少数のニューロンが非常に活発であるのに対し、大多数のニューロンの動きは鈍いことが知られています。

身近な例では、赤ちゃんにつけられる名前の人気もジップの法則におおむね従うと報告されています。

では物理法則を表現する数式はどうでしょうか?

先にも述べたように、一般的には、個々の物理法則はターゲットとなる現象についてのみ記述しており、対象外となる物理現象については当てはめるのは難しくなっています。

しかし、もし異なる物理法則たちが、自然法則という1つの巨大なゾウを異なる側面から描いたに過ぎないならば、電磁気学の数式も熱力学の数式も「ゾウ」に関する共通した痕跡を残している可能性があります。

そこで研究者たちはまず、古今の数式を集めることから始めました。

以下は収集された3つの数式集になります。

1つ目は「ファインマンの物理学」という有名な物理学の解説本に記されている100個の数式。

2つ目はWikipediaに乗せられている科学者の名前が付けられた41の数式。

3つ目はインフレーション宇宙論に関連する71の数式です。

これら3つの数式集は、一部重なる部分もあるものの、ジャンル的にはかなり離れたものとなります。

たとえば「ファインマンの物理学」は大学などでは物理学の教科書として使われることが多く、内容も古典物理に多くの紙面を割いている一方で、インフレーション宇宙論に関する数式は先進的な内容が多く、教科書に乗せられるような気軽なものはあまり多くありません。

アニメやマンガで例えるならば、ファインマン物理学は昔から人気の「バトルもの」で、インフレーション宇宙論のほうは近年人気な「日常系」と言えるほど違いがあります。

次に研究者たちは、これら異なる数式集に使われている記号の頻度をジップの法則を参考に分析しました。

すると驚くべきことに系統の異なる3つの数式集は全て同じパターンに従っていることが明らかになりました。

3つの公式集はどれも同じようなパターンに従っていました
3つの公式集はどれも同じようなパターンに従っていました / Credit:Andrei Constantin . arXiv (2024)

この結果は、人類が長年をかけて発見してきた、さまざまな物理法則の数式は、自然という巨大なゾウを異なる側面から見ていた可能性を示しています。

あるいは音楽でたとえるならば、人類は「自然法則」という1つの曲を、変調させることで、電磁気学、熱力学、量子力学など個々の数式を何度も焼き直すようにして「新発見」してきたとも言えます。

またその場合、さまざまな物理法則の背景には隠された裏ルールのようなものが存在することになるでしょう。

研究者たちも「方程式1つ1つは個々の物理現象を正確に予測している。しかし方程式全体が従うパターンには、この宇宙そのものの性質にかんする情報が隠されている可能性がある」と述べています。

しかし研究では別の説明も検討されています。

研究者たちは、この結果が人間の言語的な性質を反映しているに過ぎない可能性もあると述べています。

人間は言語を獲得する過程で、できるだけ少ない単語でコミュニケーションを効率的に行おうとします。

そのためよく使う単語が限られ使用頻度に偏りが生まれます。

つまり、数式もある意味では言語であるため、言語の延長として数式にジップの法則が現れたに過ぎないとする説です。

この場合、方程式がシンプルであることに美しさを感じる物理学者たちの美意識も要因に含まれるでしょう。

研究者たちは、この2つの説明は同時に当てはまる可能性があると述べています。

物理法則は人間の言語の性質や美意識から自由ではいられないものの、背後にはそれらを統合する何らかの「裏ルール」が存在するとする考えです。

また脳科学的な観点からは、物理法則の描かれ方の法則を理解することは、人間の脳の働き方を理解するためにも有益と考えられます。

研究者たちは今後の課題として、物理法則の描かれかたのパターンをAIに学ばせることをあげています。

AIがパターンを学び、人間の認知が及ばない裏ルールの存在に気付くことができれば、新たな有用な方程式をそこから生成することも可能になるからです。

もしかしたら近い将来、理論物理学は人間の脳の認知範囲を離れ、AIたちの活躍する世界になっているかもしれません。

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あらゆる物理方程式が何らかの「裏ルール」に従っている可能性が示唆される (2/2)のコメント

おじさん

収集された3つの数式集というのが妥当かどうか疑問。少なくとも物理の多くの法則は最小作用の原理から導出される。こういった根元的な法則と、運動方程式のような二次的な法則を同じ1個として重みづけするのはセンスが無さすぎる。あと、「裏ルール」というのは最も根元的な物理法則とイコールだと思うが、物理で裏ルール(表向き見えないルール)というと隠れた変数理論と誤解されそう。

    ゲスト

    よく使う記号で分類したらそりゃそうなるだろうし意味ないなと思いますわジップの法則
    いちばん多いのは自分記号とハミルトニアンのHかな
    くだらない研究

    半可通

    そんなにハナから否定で入らなくてもいいんじゃないかな。物理法則のメタ分析というアイディア自体を評価してもよいのでは?
    そうすれば、数式群のセンスのある選択ではなく、複数の群を対象にしている事自体に着目してあげられる。

    素人(勿論私自身を含め)は素人としてこういう新説を愉しみましょーよ。そのためのサイトじゃん♪

    ななし

    全員が自分と同じ素人だと思わん方がいいぞ

    ゲスト

    玄人でも他人の研究をリスペクト出来ないひとがいるみたいで残念ですよね。無知の知という言葉を知らないんだろうな。

    げすとん

    もとデータを数式や言語ではなく、野生動物の声や虫の声、波や風とかの自然の音を集めて、それを絶対音感的に分解して音符に置き換えて、解析してみるのはどうかな?

    理系

    研究がすべてリスペクトされるわけではない。こういった誇張した割に内容の薄いものが「つまらない」と一蹴されることはよくあり、どの研究が面白くどの研究がつまらないかを見分けるスキルも研究者には必要である。
    付け加えると、この論文はarXivに投稿されただけであって査読されているわけでもない。物理学の分野(少なくとも私の周り)においてこの論文が一切注目されていないことを述べておく。

    ゲスト

    “最小作用の原理から導出される”?
    いやその言い方には語弊があるし、”運動方程式が二次的”に至っては宗教だよ
    別に運動方程式を一次に置いても理論は構築できるんだから

    つかうちから言わせれば、最小作用とかは式変形して数学的に遊んでるだけだし、別に何ら物理的により本質に迫ってるわけでもない、ただ別表現してみましたってだけのお遊びだからね

    本名同

    変分法 って解析力学の為に物理の授業で怪しげな導入を説明された覚えしかなく
    数学的な証明は知りません
    汎関数か何かで扱うのでしょうか

ゲスト

注目を集めるために必死やな がんばって誇張しとる

    ゲスト

    なんも知らん一般人からすると、すべての物理法則は自然から導かれてるんだから巨大なゾウがいるのは当たり前、何らかの共通点が有るのも普通の事って思ってしまう。AI使ってそのゾウを探すってのはだいぶ前に別の記事で見た気がする。

    ゲスト

    で、君はオックスフォード大学の学生より賢いの?

dgdさg

底辺メディアだからといってサイトデザインが安っぽすぎるだろ

NFT

Of course !

通りすがりのパンピー

2つ変だなと思うところがあって、
1つ目は自分の妄想と、事実を分けて書かないと、中学生のSFネタ帳というより、他人を騙すつもりなのかと疑われるような文章になっているという事。

2つ目は昨今AIと呼ばれるものは、どんなに機械学習と呼ばれる作業をしても、読み込まれたバイナリデータの羅列を、膨大な類似データの平均に近しい並びとしてランダムに繋ぎなおして出力し、それがコーデックによって文字とか絵とか音になっている、というのもなのでそもそも読み込みデータのような仕組みを理解するわけではないと言う事です。

つまりどんなに頑張っても新しい数式を書いたり、不思議な結果を導き出したりはしないという事を勉強したほうが良いのではないかと思いました。

    バカ発見器

    >>昨今AIと呼ばれるものは、どんなに機械学習と呼ばれる作業をしても、読み込まれたバイナリデータの羅列を、膨大な類似データの平均に近しい並びとしてランダムに繋ぎなおして出力し、それがコーデックによって文字とか絵とか音になっている、というのもなので

    ちがいます
    拡散モデルでも勉強してください

    ゲスト

    AIについての認識がこの記事以下ですよ。

    DeepMindが220万種の新しい無機結晶構造の候補をAIで特定しているし、人間の研究が追いついてない状態で発表当時では700種がすでに実験で実証された。

    この状態をどうやって説明できますか?
    AIは複雑な関数に近似できる機械であって、ランダムコピー機ではない。

    アホマン

    AIが最近サリーとアン問題に回答できるようになって来たのを知っていますか?
    人間のような共感力を持てるかどうかの問題ですがこれに回答しています。
    これは高度な予測の結果ですが
    実は人間の感情も細かな予測の重ね合わせに基づく結果の可能性が示唆されて来ています。AIの確率的行動は人間の脳の根本かもしれないのです。だから人の脳から生み出された結果の偏りを研究するジップの法則もまた後に重要な意味を持つことになるのかもしれません。

    ゲスト

    AIについてあまり詳しくないようだね

itエキスパート

芸術や文学が、哲学的に語られるように
また、数学や論理学が、哲学領域にふみこむように(ゲーデル)
理学一般が、位相を超えたメタな上位概念に突入するのは必然かもしれない
ただし、政治、経済など実学は、宗教に頼るしか無いであろう

     

    言語学とか人文的なモノを式に当てはめようとして解釈が変な気がする。統一理論の話に持っていくのかと思ったら式を文章に見立てててがっかり

谷田部卓

ここで謎の例として取り上げているジップの法則ですが、ずいぶん前に有名な熱力学の科学者Adrian Bejanが提唱した「コンストラクタル法則」で、既に解明されています。私が書いたコラムでも言及していますので、ご確認ください。この法則こそ、宇宙全体で通じる普遍的な法則だと思います。
「AGIの時代 第1回 【AI進化の先にあるもの】」
https://data.wingarc.com/agi-era-1-76548
「AGIの時代 番外編 【コンストラクタル法則とは~物理学の根本原理でAI進化を探る~】」
https://data.wingarc.com/agi-era-other-76594

    ゲスト

    人間の感覚器が知覚できるものを変数にしているのだから当然なのではないですか?

ゲスト

ガチ目なの期待して真面目に読んでたのに数式で一番使われる記号は=だって言われても「せやな。」しか感想無いわ。

ななし

裏ルールもなにも、昔からある物理学が目指す方向性の一つじゃないの?ゾウっていうか大統一理論?

とも

いずれもジップの法則に従うから裏ルールが存在するかも とあるけど、それなら赤ちゃんにつけられる名前の人気と物理法則の間にも裏ルールがあるかも、とならない?

通りすがり

そもそも数式自体、人間がルールを創造して作り出したもの。自然現象を解明して、そこから作り出したものじゃない。だから、ある現象を説明する他のルール(数式でも数式以外でも)があっても不思議じゃない。

ゲスト

記号の出現頻度って、宇宙のパターンと一体何の関係が・・。あいかわらずのなぞろじー論調。

ぺスター

面白いな。でも、変な新旧の「宗教屋」に利用されないとよいな、「裏コード理論」

通りすがりの名無し

人の脳機能の癖が表面化されただけでは…!?

    通りすがり

    単語の頭文字を記号にする事が多いから、それと分布が被るだけでしょうね。
    そういった事に言及が無い以上、浅い研究といわざるをえないでしょう。

ゲスト

お茶にしませんか

文句の多い時代ですから

休憩が必要ですわ

ゲスト

面白い!分かりやすい!

記事を読む限りだと人間のルールが書物に表出している可能性が高い気もします。
研究を進めることで転換点が起こることに期待します。

葉月

グレッグ・イーガンの『万物理論』の世界ですね
素直にワクワクするわ

ゲスト

頻度順に並べたら頻度が高いものの頻度が高かった、と言ってるだけですね。

尻の波動関数

うヒィィィ🐕️🐕️この話、シミュレーション仮説が捗るでぇぇぇ〜〜!!ヌヒョッ♥

次元

SF的な発想ですが、
3次元で観察している=人間の感覚器官が3次元的だからという気がします。
もっといろいろな感覚器官を開発してみたい。

ヘビーデューティー

ChatGPTに聞いてみました。
結論:隠れた「普遍的法則」の存在

物理法則における変数の出現頻度がジップの法則に従うという観察は、次のような可能性を示唆しています:

物理法則の背景に、すべてに共通する「普遍的な法則」や「情報構造」が存在する。
物理法則は、自然界を効率的かつ最適に記述するために形成されたものであり、情報理論的な最適化原理に従っている可能性がある。
スケール不変性や対称性が、ジップの法則の出現に深く関与している。

このように、ジップの法則は単なる偶然ではなく、自然界に根付いた普遍的な数学的構造や情報の法則を示していると考えられます。さらなる研究によって、この背後にある「隠れた法則」が明らかになるかもしれません。

ゲスト

論文の記事書いて「xxxだった!」みたいな断言するサイトは
科学的倫理に欠けてるんよなぁ

WA

あらゆる物理法則が従うルールの探索:
少なくとも2,000年前から人類がやってること

数式集の記号の出現頻度がジップの法則に従うため、物理法則は裏ルールに従っている:
「『物理法則を表す数式内の記号の出現頻度』がある法則に従う、よって、物理法則全体が何らかの法則に従う」というのは論理の飛躍(というより支離滅裂に近い)。そもそも近似曲線とプロットが全然一致してないww

中学2年生男子の半分くらいは騙せるかもしれない記事ですね

ゲスト

ひも理論が正しいならば、あらゆる物理が本質的にはすべて同じプランクサイズのエネルギーの振動なんだから、統一した数式で記述できる。でも実際には出来ないのはひも理論に綻びがある。

ゲスト

説明に入るまでに脱線しすぎ、、

    ゲスト

    無知の知という言葉を勉強した方が良い
    まずこれまでの物理学の集積をきちんと勉強して理解してから論じてほしい

    あらゆる球技のルールを取り寄せて調べたところボールを使うという裏法則があった!くらいの価値しかない原稿

そもそも、1+1=2ではないです。人間の都合で同じと言ってる。この世は1、類似近似の1、などなどの世界、四則演算などはない世界でないですか?あるのはあるらしい諸々のことでしかないです。本当は、、

ゲスト

要は色んな分野の方程式を生み出すメタ方程式が存在するという主張かな?
ほぼ当たり前の事で量子力学や相対論で極限取れば大体の分野の方程式に帰着するはず。
新規性があるとすれば、古典物理学の方程式群から量子力学を導ける可能性が微レ存で、同様の方法で量子力学や相対論、紐理論なども混ぜて未知の方程式が見つかるかもと。

無理ゲーでは?

ゲスト

ネーターの法則みたいに対称性から保存則が生まれますみたいな話かと思ったらクソみたいな話だった

ゲスト

おおむね従うって何だよ
従わない場合があるものは法則でもなんでもねえだろアホか

    ゲスト

    このテーマと結論となる法則に文句を言う貴方の気持ちはわかりますが、貴方の主張は誤りです。
    結合法則でも従わない場合があると習ったことを思い出しなさい。

ゲスト

ここで言われているメタ理論の手法と、統一理論の試みとどう違うの?
各理論の統一は昔っから試みられているだろ

これ、

グレッグ・イーガンの小説タイトルにもなってるM理論のこと? よくわからないのだけれども。

ゲスト

最小作用の原理かと思ったら、ド文系的アプローチで意外でした。シェークスピアやトルストイやマルクスやニューヨークタイムズ誌など全て集めて単語出現頻度を調べて、こんな傾向がある!だから裏には法則があるはず!つまり全作品を統合した文章が書ける可能性が!みたいな感じですかね

じゅうねんもち

可能性の話しです。
そこに大なり小なり蓋をして観る。
口から食物を摂取して、肛門から排出する
排出物が細かく別れて何らかの形でまた食物になり口から摂取する
あなたの排出物だった物を形を変えて私が食してる。逆も然り。
同じ釜の飯を食う仲間じゃない。
理論、法則と言うけれど遊びと一緒じゃない。
何故を好きで楽しんでる仲間な訳だから…もっと楽しんで論じましょうよ。

    春の夢

    宇宙ここは→何でも有り⭕なんだよ。

ゲスト

まぁたぶん論破しちゃうけどルールとか法則に則って人類が行動してるのではなく
単にデータを集めて分析したら統計が取れたというだけの話かな

ぢゅん

アインシュタインの言う『自然法則こそが神』
これに相当するのがこの巨象と考えてもいいのかな…
いや、そんなものが存在しないなら、それは虚像…

ゲスト

方程式は完全に自然を表現できていない、光の三原則と同様、人間が認識できるレベルに留まるので、結果、人間が認識できる表現方法の限界にたどり着くだけだろう。それが統一理論(メタ理論)というのは本末転倒である、と考えます。

  

サイエンスを名乗るメディアでこれは載せてよいものなのか?
査読されているんだろうか

(っ゚(ェ)゚)っ

人間原理?

ポパイ

タイプライター猿の精度をちょっとましにできるね!
するってーとどうなんねん

ゲスト

んー、全部「あ」で埋まった投稿とか、松島や〜の句とか、ラムダ関数とか、反例もいくらでも浮かびそうだが、
ジップの統計誤差と言われてしまうとそれまでか…
ただこれは科学ってよりは、社会学系のエセ統計学に近いような
反例を統計誤差として排除可能な論法って今まで考えたこともなかったので、ある意味目から鱗

メタの話は基本胡散臭いと言うか、地に足が着いてないと言うか、
以前、哲学にハマってる先生が、科学は思想の1つに過ぎない、全てを形而上学的に捉えられる哲学こそが最上位みたいなこと言ってて、エェ…ってなったのを思い出してしまった
お話としては結構面白かった

the simple nanashi

そら今ある法則やら数式やら言語やらは頻出するものを定義し、その補助として細かいものを定義していってるからな
言い方を変えれば、誰も使わないようなものは定義すらされない
法則やらなんやらは結局人間が解ったように思い込んでる部分でしかないので、すべてに一貫するルールが存在するのは至極当たり前のことでしょうよ

ぽらりす

「宇宙全体にわたる法則」というか、
「人類の脳みそが世界を認識し、構造化して理解する際の法則」なのかも? (^^;

    まーくん

    うん、記事の中にそう書いてあるね。

ウニ

ミジンコが正方形の面積を計算できないのとおなじ。ヒトの脳ミソで測れるものでは無い。

ゲスト

現宇宙は、既存の発見されてきた物理法則・数式の上で、
認識が成立しうつ環境になっただけで、
誕生時などは現在の物理法則性がなかったと言われています。
論文自体を読んでいない段階なのでなんとも言えないものですが。

アルタイル

なんか、その裏ルールってやつとジップの法則をどう繋げたいのかよく分からんな。

まず巨象を色んな側面から観た云々は当たり前じゃん、その通りとしか言えないのよ。
遠い恒星の年齢を調べてるときだろうと固体電池の開発をしてるときだろうと、そこには量子力学も流体力学も熱力学も他の分野も、自然科学の全てがある。
単に記述し応用するときに計算しやすいよう場合分け(モデル化)してるだけであって、どんなときも常に自然という巨象を相手にしてるのは変わらない。
そしてその裏ルールというか、全ての分野を体系化する中で大元となる一つの理論を構築しようとする流れは昔からある。
大統一理論もその類。
それを打ち立てるにはまだまだ量子力学での研究が足りてないが。

で、ジップの法則ってのは人間の使う記号の特性の話だろ。
数学ってのも自然を記述し説明するのに生まれた言語なんだからジップの法則に則っていても不思議はない。
ただもし我々がテレパシーで言語化しなくても物事の認知を共有できるなら、言葉も数学も産まれてなかったかもしれない一方で、物理法則を内包する自然ってのはそれとは関係なく存在する。
だからジップの法則と裏ルールとやらは繋がらない。

    ゲスト

    数学(特に代数)が自然法則の記述のために使われ出したのはかなり数学が発展してからで、そもそも数学は世界各地で発展したけど自然科学が発展したのは欧州(古代ギリシアのおかげ)だけだからその説明は全く当てはまらない。数学史や科学史をもっと学ぶことを勧める。

asap

売上の8割は全顧客の2割が生み出しているというパレートの法則みたいな話ですね。

ゲスト

例えばゲルマン系の言語を母国語にする人がいて、使用したいパラメーターの言葉の頭文字を取って記号を定義する。
ともするとその記号の登場頻度は言語での登場頻度に依存する。

朝の5分を返してほしい
流石にガバガバすぎませんか?

一般人

コメ欄熱くてビビった。
結局人間が扱うものだからそりゃそうだろと思うのも分かるが、当たり前に思えるようなことを精査することで発見された事実だってあるから着眼点や研究を軽視すべきではないよな。

当該記事を批評するのは大切だと思うが、研究の示唆そのものを軽視するのは無知の知を軽視するのと同等であろう。
それか自身の知能に自惚れているのだろうか。

今回は情報の伝達分散という点で繋がっている可能性があると思う。
それも結局人間が扱うからこそなのかもしれないが、だからこそ、それについて知識を深めていくべきだろう。
そこに教訓や未知の認知バイアスや研究の効率化などのヒントが発見されるかもしれない。

既知の物理法則をAIに学ばせ方程式を導かせたら、変数の個数が一致せず小数点出てきたって研究もナゾロジーで紹介されてたよな。(小数点出てきたのは従属変数をカウントしてたりするのかもしれないが)
同じものを違った見方しているに過ぎないのかもしれないが、そこにブレイクスルーの余地があるかもしれない。

宇宙論のように何十年も結論出てない学問もあることだし、天才なんてごく一部で、時間にも限りあるからな。

話は変わるが、このような法則がデータ改ざんや剽窃を見抜く技術に応用されてるのでは無かった?研究を続けていけばそういう点でも応用出来るかも知れないし、やはり軽んじるのは愚かだな。

    理系

    申し訳ないがこの論文はarXivに載ってるだけの査読なし論文であるし、私の周りで注目している人は誰一人としていない。
    それから、あなたの言う「当たり前」は「自明な物事」と「常識(あるいはパラダイム)」を混同したものであると言わざるを得ない。この論文は前者をただ難解に述べていることを批判されているのであり、「当たり前と思えるようなことを精査」するのは後者の「常識」に焦点を当てた論文のみである。

    みなさんもうちょっと落ち着いて欲しいですよね笑

ゲスト

意識が信じるから物理法則が力を持つのだという逆説はホーキンス博士も言及してたな

ショボン

この記事で一番気になるのは、イラストを描いた人が「群盲象を評す」も知らない
無教養な人かも知れない事です。

ゲスト

裏ルールも何も我々は自然を理解し、予測するために物理法則を考えるのだから大元の自然につながっているのは当たり前
ジップの法則で数式に共通点があったのは単に我々の物事の理解の仕方が今まで知っている概念に新しく発見した物を結びつける方式だから自然と=等が多く使われるだけ
「何か」と「何か」は等しい、「何か」は「何か」より大きい(小さい)
物理法則は自然を我々人類が理解するためのものだからそれをメタ分析したところで分かるのは自分達の理解の方式にすぎない
自分達の創作物を見て自分を知ろうとしているのに過ぎない

ゲスト

「裏ルール」に釣られてコメント欄が埋まっている時点で記事を書いたライターの勝ち。

Pポン

記事そのものより、コメント+そのレスの方が興味深かった。

    guestguest

    同意
    昨今のアノニマスの同調同言批判みたいなのじゃなくてしっかり自分の知識で批判してるから読んでて面白い

    もうなんかの実験なんじゃないかつてぐらい

のひ

想像以上につまらなかった。記号や言語にそりゃ頻出はあるわけで。
統一した宇宙法則とは程遠いし、統計で推論している限りこれ以上の解像度にはならないよね。

幸蔵

出現頻度が関係するかかわからないが、
物理法則の統一は人類の長年の夢だ。
ものを知りたいという人間の究極の答えだ。

てつお

ホンマにそうやと思う!!
頭悪いから文書力無いけど
この宇宙に存在するものは全て一つになろうと一定の軸か何かに意思みたいなのがあってそこに、向かってるイメージだと思う!
名前の知らない人にいきなり話しかけるのと、
〇〇さんって分かってたら話しやすい様に
何か気が繋がる軸線みたいなのが全人類全物質にあるんだと思う。
上の例だと 名前 これで少し軸線に繋がる。
といったパーツが日頃沢山転がっててそれを集めいくとワンピースになります!!
皆さん幸あれ!!ピース!

しばわんこ

裏ルールじゃなくてそれをみつけるために人間は苦労してるわけで、もっとも表な表ルールでしょ。

ゲスト

面白い研究だ。考え方によって、評価が別れる類の研究。昔からある現代科学的方向と、プラス超科学的方向も考慮の人も、結構同系統。

厳密な査読も必要だし、それで跳ねられても実際は存在する科学原理もあるのは間違いない。

ここは厳密科学主体のサイトで、やや余裕を持って、未科学方向の、更に超科学的方向?のがやや入る記事もある?超科学肯定派なので、この位の記事は有り難い。厳密科学方向からの言及も必要。この位の未科学の記事は、本来的科学思考から、あって当然と考えます。

ゲスト

人間の脳では低スペック過ぎて直接理解することが到底不可能なこの宇宙を
人間の脳みそで理解可能な形に解釈したもの=科学や科学における式って認識だったから
「巨大な像」「裏ルール」とか言われても何を言っとんねんって感じだった

ゲスト

書いた人はお疲れ様なんだけど、知識が精査されずにひん曲がって書かれれていく記事文化って学問と全く逆の位置にあるよな。
やっぱ人間1人で何かするのって良くないわ。

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