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お金持ちになる人の脳は何が違う?経済学と神経科学が明かす成功の法則 (2/3)

2025.02.23 20:00:58 Sunday

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お金持ち脳を育てる3つのトレーニング方法

では、「お金持ちの」を鍛えることはできるのでしょうか?

研究によれば、 前頭前野の働きを意識的に鍛えることで、金銭的な意思決定能力を高めることが可能 だといいます。

以下の3つの方法が有効とされています。

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① 「時間割引」の意識を変える

人は目の前の報酬を過大評価し、将来の利益を軽視しがちです。

これを「時間割引(Temporal Discounting)」と呼びます。

例えば、「今すぐ5万円使って旅行する」よりも、「半年後に5万円を投資して6万円に増やす」といった選択を意識することで、前頭前野の活動が高まり、長期的なリターンを優先できるようになります。

② 「使う」前に「考える」習慣をつける

お金持ちの脳は、感情に流されず、冷静に考える習慣を持っています。

買い物をする際に 「これは本当に必要か?」 と一度立ち止まるだけでも、浪費を防ぐ効果があります。

さらに、

  • 24時間ルール(購入前に一日考える)
  • 予算を決める(毎月の支出をあらかじめ決める)

といった習慣を取り入れることで、より前頭前野を活性化できます。

③ 投資の「小さな成功体験」を積む

お金の管理が苦手な人でも、少額の投資から始めることで、脳の報酬系が「貯める・増やす」ことに快感を覚えるようになります。

例えば、

  • 毎月1000円の積み立て投資を始める。
  • 少額でも資産が増える体験をする。
  • 「お金を増やす」ことが楽しいと感じる。

このようなポジティブな経験を積み重ねることで、 自然と貯蓄や投資の習慣が身につく のです。

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