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世界初の3Dプリント駅。完成イメージ。 / Credit:JR西日本
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和歌山県に世界初の「3Dプリンター駅舎」を建設予定!【6時間で完成】 (2/2)

2025.03.19 06:30:13 Wednesday

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6時間で建設可能!3Dプリンター駅舎のメリットとは

新しい駅では、従来の木造建築の「味わい深さ」は無くなるものの、他の面で将来を見据えた大きなメリットがあります。

そもそも3Dプリンターによる駅舎建設は、従来の工法とは大きく異なります。

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木造建築には熟練の技術が求められ、多くの手間と費用がかかる / Credit:Canva

木造建築では、柱や梁を組み立て、板材や瓦を組み合わせて建設されます。

熟練した職人の技術が求められ、細かい調整が必要となるため、建設には多くの時間と手間がかかります。

また、木材の特性上、湿気や気温の影響を受けやすく、定期的なメンテナンスが欠かせません。

一方で、3Dプリンターを用いた建設では、材料を削ったり加工したり必要も、型枠を作る必要がありません。

最新のプリンター技術を用いて、直接コンクリートを積み重ねるように出力することで駅舎の様々なパーツを作成できます。

あとはそれらを現地に搬入して組み立てるだけであり、この方法によって職人の手作業を大幅に減らし、工期を短縮させることができます。

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3Dプリンターを用いた建設は、設計の自由度が高く、低コスト。 / Credit:Canva

また3Dプリンター建設は設計の自由度が高く、曲線や複雑な形状のデザインにも対応できます。

加えて、3Dプリンターによる建設物は、木材と異なり、耐久性や耐火性に優れたコンクリートを使用するため、メンテナンスの手間も大幅に軽減されます。

こうした違いを考えると、3Dプリンターによる駅舎建設が、コスト面や建設スピードの面で大きなメリットをもたらすと分かります。

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今回の初島駅のプロジェクトは、あくまで第1弾です。

JR西日本では、今後もこの技術の実用性を検証し、他の駅への展開を検討していく予定です。

また、この技術が発展すれば、駅舎だけでなく、駅周辺の設備にも3Dプリンターを活用できる可能性があります。

将来、駅舎は3Dプリンターで作られるのが当たり前の時代がやってくるかもしれませんね。

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