なぜ遠くにいる友人が「心の支え」になるのか?

この研究は因果関係を証明したものではありませんが、社会的ネットワークの地理的広がりとメンタルヘルスとの関連について、かつてない規模での相関を示した点に大きな意義があります。
孤立しやすい地方に住む人々にとって、SNSを通じた遠方の人とのつながりは、まさに「心の避難所」となっているのかもしれません。
研究者たちは「多様なコミュニティに関わることが孤立を防ぎ、心のバランスを保つ助けになる」と指摘しています。
特に、地元の人間関係はときに濃密すぎて、逆にプレッシャーや監視のように感じられることがあります。
それに比べて、遠方の友人とのつながりは一定の距離感を保ちながら相談できるため、心理的に「逃げ場」になりやすいのです。
加えて、遠方の友人から得られる情報は、日常圏にはない新しい出来事や機会の発見につながるきっかけにもなります。
こうした刺激は、日々の単調さや閉塞感からの脱却につながり、精神的な活力を高める要素になり得るのです。
これは「心の健康を改善するための人間関係は、近場にいる人だけに限らない」という新たな視点を提示しています。
チームは今後の課題として、ハンガリー以外の国々や、さらには友人関係の「質」がどのような影響の違いを与えるかを調査したいと考えています。
今回の発見は、誰にとっても「遠くにいる誰か」が思いのほか大切な存在になりうることを教えてくれます。
遠くの誰かはいい意味で関係ない人だからと言うのは強いでしょうね。
近すぎる人間関係はストレスの元。遠距離なら直接的なストレスを受けにくく、適度にワイワイできて気楽。友人関係のいいとこどりという感じ。