新指標「1日7000歩」をどうやって日常生活で達成できる?
「1日7000歩」という新たな指標は、私たちの日常にどのように取り入れれば良いのでしょうか?
まず、7000歩というのはざっくり言えば、約5km、時間にして60分程度の軽いウォーキングに相当します。
しかしそれを「一度にやらなければならない」わけではありません。
通勤の一部を徒歩に変えたり、昼休みに15分歩いたり、階段を使うなど、小さな“歩き”の積み重ねでもOKです。

例えば、オフィスへの行き帰りで合計30分、帰宅後に30分のウォーキングであれば、大きな負担ではないでしょう。
また、歩数が増えるほど恩恵は大きくなるが、無理に1万歩を目指さなくてもいいという“非線形の関係”も注目です。
つまり、「5000歩→7000歩」への増加は大きな効果をもたらす一方で、「7000歩→1万歩」はそこまで劇的な違いを生まないのです。
この事実は、特に高齢者や運動に不慣れな人々にとって心強い指針になるでしょう。
共同著者のディン・ディン氏は「完璧さを追求するのではなく、小さな前進に注目すべき」と語り、「少しでも歩く習慣があれば、それだけで有意義な健康効果が得られる」と述べています。
今回の研究は、「高すぎる目標よりも持続可能な行動こそが健康をつくる」というメッセージを私たちに伝えています。
1日1万歩に疲れて挫折していた人も、これからは“7000歩でいい”という新常識を武器に、無理なく健康づくりを始めてみてはいかがでしょうか?
私も昔は君のような健康を目指す歩行者だったのだがな、ある時膝に矢を受けてしまってな…。
水中ウォーキングでいいですか?