「2つ頭のプラナリア」はどうやって生まれる?
プラナリアは、切っても切っても頭や尾が再生する“無敵の再生力”で知られています。
中でも、今回の研究対象となった「ステノストマム・ブレヴィファリンギウム(Stenostomum brevipharyngium)」という種類は、親の体が無性生殖で自ら分裂し、まるでクローンのように子どもを増やしていきます。
これは「パラトミー」と呼ばれる現象で、親個体の体が大きく成長したのち、その体の中央付近から新しい頭が芽吹くように出現し、続いて胴体など他の部分が形成されてクローン個体が分離するのです。
その途中経過の画像がこちら。
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しかし今回、研究チームは、実験室内のある培養皿で「なぜか両端に頭を持つプラナリア」が突然現れるのを発見しました。
この「2つ頭のプラナリア」は、見た目はまさに頭と頭が繋がった不思議な生き物です。
チームが詳しく観察したところ、本来なら尾ができるはずの位置に、もう一つの頭部(脳や咽頭)が“逆向き”にしっかり形成されていることがわかりました。
しかも、その頭部は構造的にもほぼ正常で、神経や筋肉の配置が鏡写しのように逆転していました。
この現象はごく一部の個体だけに見られ、同じ環境で育てた他のプラナリアでは見つかりませんでした。
つまり、特別な薬や操作を加えたわけでもない“自然発生”だったのです。
【2つ頭のプラナリアの実際の画像がこちら】
では、なぜこんな変わった個体が現れるのでしょうか?
研究によると、2つ頭になる原因は「遺伝」や「老化」ではなく、ごく偶発的な発生エラー、つまりは発生の過程で、尾ができるべき場所に何らかの理由で頭部の組織が作られてしまうため、と考えられています。
一部の幹細胞がまちがった指令を受け取り、尾ではなく頭の組織に分化した可能性が高いようです。
さらに驚きなのは、この2つ頭プラナリアは、普通のプラナリアよりも動きが鈍く、自然界ではすぐに捕食されてしまうであろう不利な存在なのに、実験室ではしばらくの間“生き残って”繁殖にも挑戦していたことです。

























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