家の中から2055匹のドクイトグモが発見される!被害ゼロだった理由とは?
半年間の徹底的な調査の結果、合計で2055匹ものドクイトグモが確認・捕獲されました。
粘着トラップで842匹、人の手で1213匹が確保されたのです。
捕まえたクモの大きさを分けてみると、体の大きなものが約3割、中くらいが2割、小さなものが5割ほどでした。
このうち、人を咬めるくらいの大きさ(5mm以上)のクモは、全部で400匹以上いたと推定されています。
では、なぜこれほど大量の毒グモが生息していたのでしょうか。
それはこの家の作りに関係しています。
この家は19世紀の石造りで、壁や床、屋根裏などに無数の隙間があり、クモが人目につかずに何世代にもわたって増えることができたのです。
また、家族が長年クモの正体(毒グモであること)に気付かず、駆除もしていなかったことで、クモにとっては脅威のない快適な環境となっていたのです。
そして驚くべきことに、これほど大量のドクイトグモが家中のあらゆる部屋(寝室やキッチン、バスルームにも)に出没していたにも関わらず、家族4人は5年以上の間、一度もクモに咬まれたことがありませんでした。
衣服や寝具の中、あるいは腕を這うなど、至近距離で接触したことが何度もありましたが、皮膚障害などの被害も全くなかったのです。
この理由として挙げられるのが、ドクイトグモのとても臆病な性格です。
前項で説明したように、彼らは人が近づくと、ほとんどの場合じっと隠れて動かなくなるのです。
またクモたちがにげ逃げたり隠れたりする場所が十分にあったことも被害を抑える要因となったはずです。
ちなみに、アメリカでは皮膚に異常があると「ドクイトグモに咬まれた」と訴える人が多いようです。
しかし、こうした訴えはドクイトグモが生息していない地域でも多く、ほとんどは細菌感染や薬剤、他の虫刺されなど全く別の原因によるものだと考えられています。
研究チームも、「分布域外でドクイトグモ咬傷と診断するには、現場でクモが実際に確認される証拠が不可欠」と指摘しています。
また、本当に咬まれた場合でも、多くは赤みや腫れだけで治り、壊死など重症になる例は10%未満。
重症化する場合も、二次的な細菌感染が大きく関わっていると考えられています。
このカンザスでの事例は、「大量発生したドクイトグモが家の中にいても、正しい知識と冷静な対処をすれば被害は極めてまれである」ことを示すものとなりました。
無用に恐れるより、身近な生き物の生態や本当のリスクを知ることが、安全で安心な暮らしにつながるのです。
とはいえ、多くの人(クモ嫌いでなくても)は、クモが2000匹以上もいる家に住み続けたいとは思わないでしょう。
























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