明らかになった“意外な関連”
分析の結果、食事中のミネラル摂取量とうつ病・不安症との間に、いくつか明確な関連が見られました。
■ 鉄・マグネシウム・セレン
→ 摂取量が増えると、うつ病リスクが低い傾向に関連
特に鉄摂取量が最も多い参加者は、最も少ない参加者に比べて約12%うつ病の診断を受ける可能性が低いという結果が得られました。
これらのミネラルは神経伝達物質の合成や神経系の調整に関わるため、先行研究の知見とも整合しています。
ちなみに、鉄分は「レバー」「赤身肉」「魚介類」「豆類」に豊富で、マグネシウムは「海藻類」「大豆類」「魚介類」「穀類」に豊富、セレンは「魚介類」「肉・卵類」「玄米」「キノコ類」に豊富に含まれています。
■ カルシウム
→ 摂取量が増えると、うつ病・不安症のリスク上昇と関連
もっとも意外だったのは、カルシウム摂取量が多いほど、「うつ病診断のリスクが約10%上昇」「不安症診断のリスクが約15%上昇」という傾向が見られた点です。
ただしチームは「因果関係を示すものではなく、健康状態の違いが影響している可能性もある」と慎重な姿勢を示しています。
■ その他の興味深い関連
・マンガン摂取量が多い → 自殺リスクが低い傾向
・亜鉛摂取量が多い → PTSDリスクが低い傾向
一方で、統合失調症・双極性障害については明確な関連は見られませんでした。
■ 性別・年齢による違い
さらに、いくつかの保護的な関連は、女性のほうが強く、また55歳以下の参加者のほうが顕著に表れるなど、人口特性によって影響が変わる可能性も示されました。
こうした結果は、メンタルヘルスと栄養の関係が単純ではなく、個々の体質や年齢によって異なる可能性を示唆しています。
今回の研究は、大規模かつ長期的なデータを用いて、ミネラル摂取量とうつ病・不安症のリスクとの間に関連があることを示した重要な報告です。
日々の食習慣を見直すことで、心を健康に保つことができるかもしれません。



























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