「1杯」の値段はいかに
地球に帰還した記念すべき「1杯目」のコーヒーは、スペース・ロースター社が拠点を置くドバイにて提供される予定です。そのコーヒーにいくらの値段がつくのかはまだ分かっていません。
ちなみに、宇宙で「淹れた」コーヒーはすでに存在しています。2015年にイタリアのコーヒーメーカー、ラバッツァ社がISA(イタリア宇宙機関)と提携し、「ISSpresso(アイエスエスプレッソ)」を開発。ISSpressoは実際にISSに設置され、ESA(欧州宇宙機関)のサマンサ・クリストフォレッティ宇宙飛行士はその「最初のコーヒー」を口にしています。
しつこいようですが、今回作ろうとしているのは「宇宙で飲めるコーヒー」ではありません。あくまでも宇宙を利用するのはコーヒー豆の「完璧な焙煎」を目指すためです。
彼らを突き動かす原動力が何なのかは分かりませんが、宇宙の力を利用して焙煎されたコーヒーを飲んでみたい気もします。しかしその「1杯」は私たちの度肝を抜くほどに高価になることは間違いないでしょう。
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