日本でのエボラ取扱いの限界
エボラウイルスは危険性が高く、今の日本の研究施設ではエボラウイルスを満足に取り扱えません。これまでエボラウィルスの代わりに、研究用に毒性の弱いウイルスにエボラウイルスを置き換えた「偽エボラ」を使用していたり、上述の通りエボラウイルスのあるアフリカで研究を行ってきたりしました。
とはいっても、高田教授の今回のクラウドファンディングは、新薬開発のプロセスの中でも「非臨床試験」という段階で必要な資金です。さらにこの先には臨床試験や申請・審査等が待っています。
支援をすることで高田教授の進捗報告や結果報告も知ることができるので、興味を持った方はぜひクラウドファンディングページを見てみてくださいね。
クラウドファンディングの内容がTwitterで拡散されることで、研究開発までの壁が一つ減った今回の出来事。今後もこのように、一般の方によって支援される研究事例は増えていくのかもしれませんね。
ところで先生。3万円以上の支援のお礼にあるウイルス携帯ストラップが超気になるんですけど?感染したりしませんよね…?
そして…
今回なんと、高田先生が特別にナゾロジー編集部の取材に答えてくれました!今後必要となる予算総額から、日本のネット上で一番詳しいかもしれない「エボラ日本上陸ストーリー」まで聞いてみました。ぜひ読んでみてくださいね。