ハビタブルゾーン惑星。画像はKepler-452bをイメージしたもの。
ハビタブルゾーン惑星。画像はKepler-452bをイメージしたもの。 / Credit:NASA Ames/JPL-Caltech/T. Pyle
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地球よりも生命に適した「スーパーハビタブル惑星」の候補が24個も見つかる!

2020.10.06 Tuesday

地球は私たちにとって唯一無二の惑星ですが、宇宙には地球よりも生命に最適な環境の惑星があるかもしれません

こうした惑星を「スーパーハビタブル惑星(英:Superhabitable planet)」と呼びます。

9月18日に科学雑誌『Astrobiology』で発表された研究では、スーパーハビタブルの基準を見直し、これまでに発見されている系外惑星の中からスーパーハビタブルの候補となる惑星を報告しています

この中のどこかに、地球同様生命を宿した星が存在しているかもしれません。

phys https://phys.org/news/2020-10-planets-life-earth.html

生命が居住可能なハビタブルゾーンとは?

Kepler-22星系と太陽系のハピタブルゾーンの比較。
Kepler-22星系と太陽系のハピタブルゾーンの比較。 / Credit:NASA/Ames/JPL-Caltech

ハピタブルゾーン(居住可能領域)というのは、主星のサイズや表面温度に応じて、惑星が表面に液体の水を持つことが可能と考えられる距離をあらわしたものです。

水は生命誕生に欠かせないものであり、この領域に存在する惑星は生命を宿す可能性があるのです。

もちろん太陽系のハビタブルゾーンを見ても分かる通り、この領域にあるからと言って確実に生命が存在できるわけではありません

天文学で使われるハビタブル(居住可能)という言葉は、単に生命をサポートできる条件が揃っていそう、という意味に過ぎない点は注意しなければいけません。

その上で、さらに生命に最適な環境というものを考慮し、地球よりも好条件と目される惑星がスーパーハビタブル惑星です。

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