消化器系を生き延びるとうもろこしの秘密
とうもろこしを食べた後の便には、黄色い粒がそのまま含まれているので、とうもろこしはまるで消化できていないと感じてしまうかもしれません。
しかし、実際にはそれはとうもろこしの穀粒の外側のコーティングに過ぎません。
私たちが食べているとうもろこしの穀粒は、植物にとって重要な遺伝子を運ぶ種子の部分です。種子は天候や害虫、あらゆるものから遺伝物質を守らなくてはなりません。
そのためのコーティングがあの黄色い粒なのです。
種子が分解しにくいということも植物にとっては重要なことです。そのため、とうもろこしの外側の殻は消化できずにそのまま出てくるのです。