腸内細菌がなぜ放射線耐性をうみだすか
放射性耐性にかかわる菌類を調べ終えたハオグオ氏らは次に、マウスの体で何が起きているかを確かめることにしました。
通常、致死的な放射線はDNA直接破壊する以外に、細胞内部に高エネルギー分子(活性酸素)を生じさせ、これらの活性酸素もまた、DNAを損傷させる働きを持ちます。
しかし調査の結果、ラクノスピラをはじめとする20種類の耐性付与菌をもつマウスは、害となる活性酸素の生産が幹細胞(特に血液幹細胞や脾臓幹細胞)で抑えられていることが判明します。
私たちの体は毎日古くなった細胞を破棄すると同時に、各臓器に存在する幹細胞が新しい細胞をうみだすことで維持されています。
そのため母体となる幹細胞のDNAを保護できれば、放射線や活性酸素によるダメージを最小限に抑えることが可能となります。
問題は、同じような仕組みがヒトでも働くかです。





























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