火星にそっくりの地球の砂漠

火星に生命が存在する場合、その痕跡は地下に保存されている可能性が高いと考えられています。
この調査をするためには、具体的にどういった土壌のどういう部分を注意して見ればいいのかという指標が必要になってきます。そこで役立つのが火星とよく似た環境を地球の中から見つけ出し、微生物の生息可能な場所を探し出す研究です。
火星の地表は非常に乾燥していて、ここに生命が存在することは困難です。
火星と同様の非常に乾燥した過酷な環境は、地球の南米チリにあるアタカマ砂漠にありました。そのため、科学者たちは50年以上に渡って、この地域を研究してきたのです。