ハチはカフェインが好き?
今回研究されたのはミツバチ科の仲間のマルハナバチと呼ばれる種類です。
マルハナバチ(Bumblebee)は、西洋では非常に親しまれている昆虫で、「くまのプーさん」に描かれているハチはマルハナバチだといいます。
トランスフォーマーにもバンブルビーという人気キャラクターがいますが、これも西洋文化の中でマルハナバチが親しまれているためのネーミングといわれています。
そのため、マルハナバチをテーマにした研究というのも西洋では数多く発表されています。
過去の研究では、マルハナバチはカフェインが好きで、カフェインの入った花を用意すると、より頻繁にその花を訪れるようになるということが報告されています。
けれど、本当にハチはカフェインが好きなのでしょうか?
今回の研究者は、カフェインがハチに対して何か特別な役割を果たしたのではないかと疑いました。
そこで巣の中のハチにカフェインを与え、イチゴの花の香りを覚えさせるという実験を行ったのです。