仕組みを偽造すれば休みながら有酸素運動ができる
今回の研究により、無酸素運動が休んでいる体に有酸素運動のような状態(アフターバーン)を引き起こす仕組みの一端が解明されました。
機械的な過負荷運動を行うと、筋肉細胞から脂肪燃焼の命令書を含んだ小胞が分泌され、脂肪細胞が受け取ることで、脂肪の燃焼がはじまっていたのです。
脂肪の燃焼によって生じたエネルギーは、筋肉や血中に含まれるエネルギーの再充填や筋肉繊維の再生と肥大に転用されると考えられます。
また将来的に過負荷運動後の脂肪燃焼の仕組みが解明され、再現することが可能になれば、誰もが休みながらにして有酸素運動状態になれる「アフターバーン薬」のような究極のダイエット薬ができるかもしれません。
もしかしたら未来の世界では、減量トレーニングは寝ている間に行うのが常識になっているかもしれませんね。