肥満マウスを「消費カロリーを維持したまま」激ヤセさせる方法を発見!
肥満マウスを「消費カロリーを維持したまま」激ヤセさせる方法を発見! / Credit:wikipedia
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肥満マウスが激ヤセ! 食べる量を減らしても「消費カロリーが維持される」方法を発見 (3/3)

2025.07.18 22:00:06 Friday

前ページ食欲を抑え体重が減っても消費カロリーが維持される

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体の肥満防止システムを再起動する安全な方法を探る

HDAC6阻害薬は毒性があるため分子構造を再設計した改良版が必要である
HDAC6阻害薬は毒性があるため分子構造を再設計した改良版が必要である / Credit:Canva . ナゾロジー編集部

今回の研究により、理想的なダイエットを実現するために重要な「レプチンに対する敏感さ」を再起動させる方法が発見されました。

私たちの体は生存のためにヤセることをなんとしても避けようとする防衛機能がありますが、同時にレプチンを中心とした肥満防止システムも存在します。

新たに発見された方法は、レプチンに対する敏感さを取り戻させ、体に元々そなわった肥満防止システムを再活性化させることを可能にします。

ただ残念なことに、直ぐにでも夢のヤセ薬が即座に開発できるわけではなさそうです。

肥満防止システムを再活性化させるために用いたツバスタチンAなどのHDAC6阻害剤には無視できない毒性があるからです。

研究者たちは今後、ツバスタチンAを参考に、毒性を発揮せずにレプチンに対する敏感さを取り戻せる化合物を設計していくとのこと。

成功すれば今度こそ、ダイエットの努力が結果に直結するようになる、夢のヤセ薬が実現するでしょう。

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肥満マウスが激ヤセ! 食べる量を減らしても「消費カロリーが維持される」方法を発見 (3/3)のコメント

停滞期、リバウンドて本当ですか?

私は軽い方が有利なスポーツをやっているので体重には気をつけていますがそんな経験はありません。
停滞期とかリバウンドとかは、急に減らし過ぎているとか、逆に本人は我慢しているつもりでもじつはけっこうカロリーを摂っていたとかではないですか?

    ゲスト

    同意
    私自身も減量しましたが、月4kg程度の減量なら停滞期もありませんし、リバウンドもありませんでした。

    ゲスト

    元々痩せてる人だと違うのかも?
    ある程度太ってると体重は段々で減るよ!

    ゲスト

    ・急に痩せたい
    ・運動したくない
    ・なんなら筋肉が増えることすら嫌
    というのが世の中のニーズです。
    となると厳しめの食事制限で痩せるしかなく、そうすると停滞期やリバウンドが生じます。

    ゲスト

    ダイエットはしてたけどある時期から徐々に太ってきたので週20キロのランニングの量を30キロにし
    炭水化物の量を半分にすることにしました。
    当初の予想ではこれまでの経験から一か月くらいで元の体重に戻ると予想していました。
    ところがそれでも体重はちょっとずつ増えていきました。
    半年我慢しましたが3キロほど増えてしまいました。
    行き過ぎたダイエットが逆に体重を増やしてしまったと思い元の生活習慣に戻しました。
    すると更に5キロ増えました。
    今はそこで安定しています。
    どうすれば元の体重に戻ろのでしょうか?

ゲスト

食べ物がない世界でも生き残るために生命が作り上げたシステムを必死に回避するのもなんだかなという感じではありますね。

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