人間にもマウスと同様の「デザートは別腹」メカニズムを確認!ダイエットに役立つか
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次に研究者たちは、人間を対象にした実験を行いました。
満腹状態の被験者にチューブで砂糖水を与え、その際の脳の反応を測定したのです。
その結果、人間の脳の同じ部分が、この砂糖水に反応していることが確認できました。
これは、マウスの実験結果と一致し、満腹でも甘いものを受け入れる仕組みが脳に備わっていることを示しています。
研究チームは、この反応が理にかなっていると論じています。
そして、次のように続けています。
「砂糖は自然界では希少ですが、すぐにエネルギーを与えてくれます。
ですから脳は、砂糖が手に入るといつでもそれを摂取できるようプログラムされているのです」
確かに「デザートは別腹」は存在しました。
それは感覚的なものではなく、脳にプログラムされたものだったのです。
今後、この仕組みを応用し、過剰な糖分摂取を防ぐ方法が開発される可能性があります。
「デザート別腹スイッチ」をオフにできるなら、それは非常に強力なダイエットの味方となるはずです。