1個27秒で提供するハンバーガーロボット

BurgerBotsの厨房では、ABB社のロボットアームが活用されています。
調理のほとんどの工程が自動化されており、ロボットによってハンバーガーが完成します。
注文を受けると焼きたてのパティがバンズにのせられ、QRコード付きトレイと共にコンベアを流れます。
これらがコンベアを流れる間、高速かつ適切なトッピングが行われ、最終的に注文通りのハンバーガーが出来上がります。
しかも、このプロセス全体にかかる時間は、ハンバーガー1個当たり僅か27秒だというのだから驚きです。

タマネギやトマト、レタス、調味料などの各材料のストックもリアルタイムで追跡できるため、人間のように忘れていて、「注文が入ってから材料を補充する」なんてこともなくなるでしょう。
このようなハンバーガーロボットを採用することにはさまざまな利点があります。
まず、毎回同じクオリティの味と見た目を安定して保証できるという点です。
ロボットとAIによって調理が標準化されるため、人によるミスやばらつきがありません。
さらに、人の手が触れないので、髪の毛など人間由来の異物が混入するリスクがほとんどゼロになります。
「髪の毛に関するクレーム」「バイトテロ」とも無縁なわけです。
そして、このお店で働く従業員は、体力や気力の大部分を接客に注ぐことができ、より高いサービスを提供できる可能性があります。

では、人々はどんな反応を示しているでしょうか。
ABB社が実施した調査によると、飲食業界のマネージャーの89%がロボットの導入に前向きであると答えています。
また、現場で働く従業員の73%も、ロボットによる業務自動化を受け入れています。
この結果は、ロボットが人間の味方として社会に受け入れられつつあることを示しています。
銀色のアームが動き、次々とハンバーガーを仕上げていく――。
それは、未来のレストランではなく、今この瞬間にすでに始まっている現実なのです。
接客を人が行うのなら、髪の毛の混入は起こり得ますね。
一方日本はパスタを茹でた
プロントが丸ビルに新業態 ロボットが最速45秒でパスタを調理:日経クロストレンド
https://xtrend.nikkei.com/atcl/contents/watch/00013/01905/
パスタロボが店舗営業を 2022年に丸の内で開始してるので、今更感が…