「フェロモン操作」でクーデターを防げる?
では、養蜂家にとってこの“女王失脚劇”は良いことなのでしょうか?
実はそうとも言えません。
野生のコロニーなら新陳代謝が有利にはたらくこともありますが、養蜂現場では女王交代のタイミングがズレたり、産卵が途切れたりすると、群れが弱体化し、受粉やハチミツ生産量がガクンと落ち込んでしまいます。
この課題に対してUBCの研究チームは、驚きの「解決策」も提案しました。
それは合成フェロモン(メチルオレイン酸を含む)を巣に追加する方法です。
実験では、メチルオレイン酸入りのフェロモンを与えた群れは、新たな女王を育てる割合が明らかに低くなりました。
つまり、女王蜂が弱っても「私は健在!」という信号を補ってやれば、クーデターのリスクを下げ、巣の安定が保てるというのです。
この発見は、近年「女王蜂の失敗」や「早すぎる交代」で悩んできた世界中の養蜂家にとって朗報となりそうです。
実際、調査によると「質の悪い女王」が冬越しできない主因になっているケースも多いとのこと。
女王蜂のウイルス感染が、これまで思っていた以上に巣の安定や生産性に深刻な影響を与えていた事実が明らかになりました。
加えて、ダニなどの寄生虫がウイルスを媒介する点も再確認され、「女王蜂と巣全体を健康に保つことが、今後ますます重要になる」と研究チームは強調しています。
現時点でミツバチのウイルス感染症に有効な治療法はありませんが、ダニ対策などの管理手法を見直すことで、女王蜂の健康維持や巣の安定につなげる道が開けるといいます。



























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女王の弱体化を隠し切れなくなると巣が丸ごと壊滅しそう
生産量ガタ落ちして次の女王も育ってない
そんな状態で弱ってる女王が死んだら空白期間どうするの
飛び込む
コロニーを1つの生命と見るなら、これはクーデターという利己的な行動というよりは極自然な生産能力の正常化とした方が良いでしょうね。
メチルオイレン酸を投与してウイルスに感染した女王蜂を生きながらえさせたとしても、待っているのは蜂群数の減少による消滅ではないのか?
単に女王を切り替えるタイミングをコントロール出来ますよと言う話なのかな。
後、ウイルスの名称を知りたかった。
趣味として日本蜜蜂を養蜂をしている場合、女王蜂の不調or死亡は絶望的な状況…。
言われる通りクーデターを起こし変性王台を作って新たな女王蜂を誕生させてくれる事は養蜂家にとっては願ったり叶ったり!しかしそれも経験上、日本蜜蜂では稀な事で、殆どが群の消滅へと繋がっている。
逆に働き蜂に変性王台を作らせ新たな女王蜂を誕生させる仕組みを構築して欲しい。
メチルオレイン酸とオレイン酸メチルは別の化合物
論文ではmethyl oleate(日本語名オレイン酸メチル)と書いてあるので修正した方がいいと思われる
素晴らしい、生態系営みですね。弱肉強食の世界です。人間社会でも。何時までも、利権と権益にしがみつく老害は、サッサと交代がいいですね。
一介の働きバチの視点に立ってみると、自分と遺伝情報を多く共有している姉妹が母親にとって代わる際に、自分の兄/弟と交尾してくれたば、より遺伝情報の共有確率が高くなるから、反乱する傾向が突然変異で一旦生じたら、広がりやすいように見えます。
また、このような反乱が続いてゆくと、女王の中でのヘテロな遺伝子対が少なくなって、生存力がかえって低下してしまうリスクもありそうです。
逆に新女王が外部から招き入れたオスと交尾しようなら、その子孫は昔からの巣のメンバーと遺伝子の共有が薄くなって、昔からの働きバチは尽くす理由がなくなってしまうかもしれません。
進化的な利己性による下支えがあるとしたら、他の系統の異なる社会性バチやアリ種で、どの程度反乱が見られるか興味あります。
養蜂家がいる場合、顧客(ハチミツ購入者)、オーナー(養蜂家)、社長(女王蜂)、社員(働き蜂)という構成になるから、オーナーの意思決定に従うしかないと。。