新タイプの処方箋 『週2時間は自然と触れましょう』
研究チームは、運動や食事と同じように、自然に触れる時間についても推奨される基準値が設けられるべきだと主張している。ある種の処方箋として、自然との触れ合いを推奨するというわけだ。
また運動量が基準値に達していない人でも、森林浴などを通じて自然の中に身を浸す時間が基準値を満たしている場合にはその効果が見られたという。
健康維持のため、食事や運動に気をつけていても、「自然に触れること」を特に意識している人は少ないかもしれない。都会の中でも、通勤路をちょっと変えて公園の中を通ってみたり、これからの梅雨の時期に映画を観に行く代わりに紫陽花の名所へ出かけてみたり…工夫次第では週に2時間の「自然浴タイム」を捻出できそうだ。