将来的にはもっと賢くなる
研究者らは、どの形が最もよく泳いでくれるのかを知るために、様々なロボットの形をテストしました。そしてたどり着いたのが、2つの鞭毛の尾を持つ細胞のような形のロボットです。
しかし、すべての有機体が同じ動きをみせることがないように、このロボットもすべてが同様に動いてくれるわけではありません。
研究をおこなったタヘル・サイフ氏は、「まったく同じ動きをみせるわけではない双子のように、同じ機能をデザインした2つのマシンでも、同じようには動きません」と語っています。

まだ未熟なこのロボット、コントロールすることは容易ではありません。しかし研究者らは、さらに研究を重ねることで、未来ではもっと賢くなったロボットをリリースできると信じています。
そのうちこのロボットが医療機器を統合すれば、医学界に革命が起こせるかもしれません。そんな大きな可能性を秘めた、この小さなロボットの進化に期待したいところです。