エサ場の川にもヤバイ奴が…
こうして、陸海空のツワモノどもが、エサ場の覇権をかけて、熾烈なバトルを繰り広げたのです。
さらには、エサ場となる川にも、地上の肉食竜に負けないヤバイ奴がいました。
「オンコプリスティス」です。
最大8メートルにもなるこの生物は、淡水系の大型魚類で、ノコギリ状の口は2メートルを超えていたとか。
川辺で食事をしていた肉食竜が、逆にオンコプリスティスに食われたなんて場面もあったかもしれません。
当時のケムケムは、まさに360度死角なしの地獄だったわけです。
こんな時代に生きていなくてホントに良かったですね…。
研究の詳細は、4月21日付けで「Journal ZooKeys」に掲載されています。