光合成に必要な光量を少ないほうにシフトさせる

興味深いことに、北極の植物プランクトンの成長・増殖が最も盛んに行われるのは、氷が消滅する夏ではなく、まだかなりの量の氷が残る4月~5月だったのです。
北極の植物プランクトンは人間にとって真っ暗闇である環境での光合成を可能にしていただけでなく、ピークパフォーマンスを発揮する光の量も大きく引き下げていたことになります。
必要とする光の量の枠域を少なくシフトすることで、捕食者が繁殖する前に増殖することが可能となるため、生存競争において有利になると考えられます。