オーストラリア海域で初発見
オーストラリア海域で初発見 / Credit: PLOS One
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長すぎる8メートルの足をもつ「イカ」がオーストラリアで確認される! 目撃例は世界でたった12匹

2020.11.12 Thursday

”深海のエイリアン”とも称される「マグナピナイカ(学名: Magnapinna)」は、発見の困難な生き物として有名です。

1907年の初確認から今日まで、目撃件数は世界でわずか12例しかありません。

しかし、オーストラリア連邦科学産業研究機構(通称: CSIRO)はこのたび、「オーストラリア近海で初となるマグナピナイカが確認された」と発表しました。

しかも、1匹のみならず、たて続けに5匹発見されたとのことです。

研究は、11月11日付けで『PLOS One』に掲載されました。

sciencealert https://www.sciencealert.com/creepy-rare-squids-have-been-filmed-off-the-coast-of-australia-for-the-first-time , livescience https://www.livescience.com/rare-bigfin-squid-sighting-australia.html

全長8メートルのほとんどが足のイカ

1907年の発見は、漁師がポルトガル近海で偶然に捕獲したものであり、自然下で生きたマグナピナイカが初確認されたのは1988年のことです。

マグナピナイカの胴体は、一般的なイカと似ていますが、頭部に巨大なヒレを持ちます。

また、とんでもなく長い足が生えており、最大全長8mのうちそのほとんどが足です。

今回発見された「マグナピナイカ」
今回発見された「マグナピナイカ」 / Credit: PLOS One

生息域は水深1000〜4000メートルで、日光は当たらず、水圧も非常に高いため、探索が困難でした。

しかし、無人潜水機や高性能カメラの登場により、数十年前から少しずつ目撃例が増え始めています。

今回の調査は、大陸南部に位置する「グレートオーストラリア湾」を対象に数年前から開始されました。

調査地、1〜5は発見された場所
調査地、1〜5は発見された場所 / Credit: PLOS One

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