継続的な脳活動の記録と刺激治療
研究チームは新DBSデバイスを5人のパーキンソン病患者に埋め込み、日常生活における脳活動を記録しました。
数カ月にもわたる記録は、患者が腕に装着した「運動感知デバイス」による運動データと比較されました。
また実際に記録された脳波に応じて電気信号を送り、症状の改善効果も測定できたとのこと。
これまでは不可能だった日常生活における継続的な刺激の効果を確かめることができたのです。
また研究チームは、最終的に15カ月間、脳活動を記録し続けました。
これほど長期間の記録は、運動障害を発生させる脳活動の変化(バイオマーカー)を個々の患者で特定するのに役立ちます。
つまり、個々に合わせてカスタマイズしたDBS治療が可能になるのです。