※AI生成によるイメージです。
※AI生成によるイメージです。 / Credit:Generated by OpenAI’s DALL·E,ナゾロジー編集部
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皮膚が青色に変わっていく奇病「銀皮症」とは? 世界一有名な「ブルーマン」の写真も (2/2)

2025.01.22 12:00:25 Wednesday

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世界一有名な「青い肌」を持つ男性

かつてアメリカに住んでいたポール・キャラソン(Paul Karason)は、メディア上で「世界一有名なブルーマン(The most famous “blue man”)」として多くの話題を集めた男性です。

キャラソンは1950年11月14日にワシントン州ベリンハムに生まれ、若い頃までは色白で健康的な肌をしていました。

しかしキャラソンは1990年代に慢性的な皮膚炎や副鼻腔炎、関節炎を治すため、自家製のコロイド状銀を服用し、さらには銀製剤を皮膚に塗り始めたのです。

それからしばらくした後、彼の皮膚は全身に至るまで真っ青に変色しました。

実際の写真がこちら。

画像
ポール・キャラソン/ Credit:Wikimedia Commons

彼は2007年頃にメディアに報道されたことで、世界的な有名人となりました。

当時の取材でキャラソンは何年にもわたって毎週1ガロン(約3.78リットル)のコロイド状銀を飲んでいたと話しています。

最終的にキャラソンは2013年に肺炎と重度の脳卒中を引き起こし、それに続く心臓発作の後で亡くなりました。

これが銀皮症のためかどうかは不明ですが、キャラソンは死に至るまでコロイド状銀を飲み続けていたといいます。

コロイド状銀は現在でも入手可能な医薬品であり、インターネットでも市販されています。

もし服用している方がいれば、過剰な摂取は控えるべきでしょう。

摂取量を気にすることなく、ガンガン飲み続けていれば、ある日、あなたの皮膚が真っ青になっているかもしれません。

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