カメラに映った“奇跡の親子”
2025年、Apple TV+のドキュメンタリーシリーズ『The Wild Ones』の撮影チームが、ゴビヒグマの姿を捉えるため、ゴビ大厳重保護区の一角にカメラトラップを設置しました。
クマたちがほとんど姿を現さない乾燥地帯での試みは、まさに賭けに近いものでした。
ところが数日後、回収された映像には驚くべき光景が記録されていました。
画面に映っていたのは1頭のゴビヒグマ――だけではなく、そのそばには小さな子グマの姿もあったのです。
実際の映像がこちら。(※ 音量に注意してご視聴ください)
この発見は、研究者や保護活動家たちにとって大きな朗報となりました。
なぜなら、40頭にも満たないとされる個体群の中で、繁殖が確認されることは極めて稀だからです。
子グマが無事に育つことで、わずかながらも次世代へと命がつながる可能性が高まります。
ナレーターのデイヴィッド・アッテンボロー氏は、この映像について「この乾いたアジアの中心部において、彼らは地球上でもっとも過酷な環境に適応した動物となった」と語り、「『ゴビ』とはモンゴル語で『水のない場所』。まさにそれが、彼らの最大の試練なのです」と続けました。
水源が100マイル(約161km)も離れていることも珍しくないこの砂漠で、小さな命を連れて歩く母グマの姿は、見る者に静かな感動を与えます。
日本ではクマとの共存を考える市区町村は少なく、尊いクマさんの命が軽率に扱われています。
人間が喚き声や威嚇をするから襲われたりするのに、それをしてクマさんがビックリして戦うと殺されてしまうのです。
共存に対して、協力を惜しまない団体もいてくれて、環境破壊を続ける人間にはクマさん達を含む多くの自然、植物、動物達が暮らしやすい環境を保護するのは当たり前の責任だと思っています。
そのことに、税金や資源を使うのは全く問題ないと思ううちの1人です。
多くの方に、この素晴らしい映像が届くことを心から祈り、信じております!
クマさんもチームの方も本当にありがとうございます!!