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エンケラドゥスの赤外線画像。赤い部分が堆積した新しい氷。/Credits: NASA/JPL-Caltech/University of Arizona/LPG/CNRS/University of Nantes/Space Science Institute
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土星の月エンケラドゥスの北半球に「新鮮な氷」があると判明。地質学的な活動が続いている可能性あり (3/3)

2020.09.22 Tuesday

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地質学的には今も若いエンケラドゥス

こうした活動は地球の海底の熱噴出孔によく似たものだと考えられています。

こうしたホットスポットの寿命はたいてい数百万年しかありません。そのため、赤外線画像で赤く見える地域の地質は若いものだと考えられるのです。

北半球に見られる広い赤みを帯びた地域は、地質学的な活動がそれほど昔のことではないことを示しています。

熱水噴出孔は地球でも微生物などの誕生場所として有益な場所です。

カッシーニは2017年に燃料を使い果たし13年以上に及ぶ土星とその衛星の観測任務を終了しましたが、彼のもたらした情報は、エンケラドゥスに生命が存在する高い可能性を示しています。

いずれこの遠く離れた土星の月からも生命の痕跡が発見できるかもしれません。

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