ヤギの眼球は水平を保つためにグリグリ動く
実はヤギの目は絶えず水平を保つために回転します。

人間の眼球もわずかに回転するのですが、ヤギはその10倍以上の動きが可能であり、50度以上の角度をつけても瞳孔は水平を保てます。
ですから草を食べるために頭を下げたとしても絶えず広い視野を確保できているのです
さらに研究によると、細長い瞳孔は円形瞳孔に比べて幅広い光量差に対応できるとのこと。
人間の円形瞳孔は収縮状態と拡張状態で面積が15倍ほど違いますが、猫のような縦長の瞳孔は135倍まで調節可能です。

そのため縦長の瞳を持つ肉食動物は、暗闇でも多くの光を集めて、獲物の正確な位置を把握できます。
ヤギを含む草食動物も細長い瞳孔を持っています。しかし瞳孔の向きは横に伸びているため、主に水平方向の光を多く集めます。
そのため研究者たちによると、太陽からのまばゆい光を制限しつつ、周囲を把握するだけの視野が確保できるとのこと。
さて、「ヤギの瞳孔がなぜ四角いのか」お伝えしてきました。
ヤギの瞳孔は、実は草食動物にとって一般的であり、肉食動物から逃げるために細部までチューニングされた代物だったのです。
今後は、ヤギの瞳孔を見た時に「怖くて奇妙」ではなく、「知的かつ合理的」というイメージを持つかもしれませんね。
ヤギの目の瞳孔が四角いことに気付いて何故と思っていましたが襲ってくる動物にいち早く気づくために発達したのだとわかりました。ありがとうございました。
ヤギの眼を見たときに四角い!と思っていましたが何故そうなっているか調べていませんでした。肉食動物と草食動物、円形瞳孔の人間の特徴も記事に記載されていてなるほどと思いました。ありがとうございました。
ヤギの四角い目を見てなぜだろうと思い、ここに辿り着きました。人間視点とヤギ視点での見え方の違いの画像、すごくわかりやすかったです。問題が一つ解決しました。