宇宙関連のおもしろ記事 10選 その1
宇宙でクッキーを焼いてみる実験
国際宇宙ステーション(ISS)では、一般の人々の素朴な疑問に答えるような、一風変わった実験を数々行っています。
その1つに、宇宙でオーブンを使ってクッキーを焼く実験がありました。
興味深いことに、地上なら20分程度で綺麗に焼き上がるクッキーが、宇宙では倍の50分の時間を費やしても生焼けになってしまうという結果に…。
一体地上と宇宙で何が違ったのでしょうか?
こんなささいなところにも、地上と宇宙の大きな違いが見られるようです。
ブラックホールの周辺に人は住めるのか?
世の中には空想科学読本のように、SF設定を真面目に検証した研究というものがあります。
今年発表された論文には、映画『インターステラー』の設定に触発され、ブラックホール周辺に人が住むことは可能かを検証しているものが登場しました。
ブラックホールの放射線が太陽光の代用になるか?
事象の地平面近くで惑星を安定させるには?
などブラックホールの周りに居住可能な惑星を存在させる条件が、真面目に検証されています。
科学者もSFが大好きなんですね。
ハッブル30周年記念!
美しい宇宙の画像というのは、誰もが
心惹かれるものです。
そんな宇宙の写真を数多く撮影してきたハッブル宇宙望遠鏡が、2020年に30周年を迎えました。
NASAの公式サイトでは、これを記念して日付を入力するとその日に撮影された宇宙画像と解説が表示される特設ページを公開しています。
あなたの誕生日に、ハッブル宇宙望遠鏡が何を見ていたのか、ぜひ確認してみましょう。
宇宙の大規模構造と生物の繋がり
宇宙には、まったくなにもない空間と、星々の集まる空間が分かれて存在しています。
そして星の集まる部分を描き出すと、まるで何かのネットワークのような、宇宙に広がる不思議な構造が浮かび上がってくるのです。
その構造に、粘菌が形成するネット構造との不思議な一致が見られるという論文が発表されました。
他にも、脳のニューロンに似ているという研究も最近発表されています。
宇宙と生物、そこには何かの繋がりがあるのでしょうか?
SFみたいに不思議な惑星
SF映画には、非常に不思議な環境の惑星が登場しますが、現実の宇宙にも驚くような惑星が存在しています。
大型望遠鏡VLTの観測から、なんと夕方になると鉄の雨が降るという、すごい惑星が見つかったのです。
この研究にはSF小説の挿絵を書いているイラストレーターも触発されたらしく、研究チームの依頼で惑星のイメージ画も公開されています。