人間関係を「断捨離」することで細胞から健康になる

本研究は、人間関係の質が私たちの老化速度を左右しうることを初めて大規模データで示した重要な報告です。
以前から「友人が多い人は長生きする」「孤独は喫煙と同程度に身体に悪い」などと言われてきましたが、今回の結果はそれを裏付けつつ、新たに「友人の数だけでなく質が決定的に重要」であることを強調しています。
身の回りにいる厄介な人々の存在自体が、遺伝子レベルで老化を加速させる慢性的ストレス源になりうると証明されたからです。
興味深いことに、こうしたネガティブな関係は決して珍しくなく、大抵の人にとって日常的に直面している問題でもあります。
言い換えれば、多くの人が気づかぬうちに人間関係を通じた慢性ストレスにさらされており、それが積もり積もって体を老けさせ、様々な不調の一因となっている可能性があります。
では、この知見から私たちは何を学べるでしょうか。
まず第一に、健康長寿のためには「煙草を控えましょう」「野菜を食べましょう」といった従来の生活習慣改善に加えて、「人間関係を見直しましょう」という観点が欠かせないかもしれません。
研究者らは、ネガティブな人間関係が喫煙などの従来の健康リスク要因に匹敵するほど強力な慢性ストレス因子であり、公衆衛生上重要な課題であることを指摘しています。
特にフレネミーに関しては、当人同士では自覚しづらく断ち切りにくいだけに、一層注意が必要です。
上司や同僚といった切り離せない間柄であれば、衝突を和らげるコミュニケーション術を学んだり、適度な距離感を保ったりする工夫が求められるでしょう。
場合によっては専門家のカウンセリングを受け、人間関係に起因するストレスを減らす努力も健康投資の一つと言えるかもしれません。
研究者らは、高齢化社会において対人関係のストレスを軽減することが健康的な老化につながる可能性が高いと指摘しています。
「人に恵まれるか否か」が私たちの老化スピードに影響するという示唆は、多くの人にとって思い当たる節があるのではないでしょうか。
日々接する相手が自分に与える影響を見つめ直し、時には関係の断捨離を検討することも、健康長寿戦略の一環と言えそうです。
若くいたいなら引きこもれ(暴論)。
同じ人と接するのでも、簡単に敵対心を感じ取る本人の資質こそが健康リスクとなり得る、とも考えられないか
だったらむしろ全員敵だ
曖昧なのが悪いんだろ?
はっきりはさせるが、大体みんな敵にしちゃったほうがいいなら
みんな敵だ
雁木のヒステリックブルー?