睡眠障害の背後には病気が隠れている?
中には、望まずして部分断眠に陥る人たちもいます。どんなに休みたくても、身体がそれを拒むのです。
典型的な例は、モルヴァン症候群と呼ばれるものです。この精神障害を患った人は、ほとんど眠ることができません。全身の痛みと不眠に加え、筋肉の痙攣、発汗、体重低下などの症状が見られます。
また、睡眠時無呼吸症候群も典型的な睡眠障害の1つです。この症状は、気道が塞がれることで、呼吸の流れが妨げられ、時には停止することで生じます。睡眠時無呼吸症候群を患った人は一晩に複数回目が覚め、深刻な睡眠不足に陥る可能性があります。
さらに、むずむず脚症候群は、脚の内部にむずむずするような異常感覚を生じ、常に脚を動かしたくなる疾患ですが、これも睡眠が妨げられる要因になっている場合もあります。この疾患は、中年女性に多く見られます。