「血縁」同士の交尾も…
もう一つ、イルカの繁殖行動について驚くべき事実があります。2004年のシャークベイにおけるイルカ集団の父親解析によって、イルカたちが時々、近親相姦していることが明らかになりました。BJAとして知られている一匹のオスが、1978年に父親になったのですが、15年後にその娘との子供を産む結果となりました。
「三ツ組の群れにその母親が混ざっているのを見たことがあります」とコナーは言います。それと一致するように、2010年に発表された研究では、この集団の近親相姦の割合が、偶然に起きる場合の予想よりも高くなることが確かめられました。
他にも様々な人間と仲良くなろうとしたり、死んだ魚をつかって「自慰行為」をしようとするイルカもいるようです。頭が良いだけに、その「ずる賢さ」や「好奇心」も一層高くなるのかもしれません。
via: BBC / translated & text by SENPAI
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