経済格差がワクチン格差になる可能性がある
日本が確保しているモデルナ、ファイザー、アストラゼネカの3種類のワクチン。
これまでの試験どおりの結果が私たちへの接種に反映されるなら、モデルナのワクチンが最も理想的であり、半歩遅れてファイザー、次いでアストラゼネカとなるでしょう。
ただ日本が確保しているモデルナのワクチンは5000万回ぶん(2500万人ぶん)であり、比率的には5人に1人しか使えません。
一方、ファイザーのワクチンは1億2000万回ぶん(6000万人ぶん)であり2人に1人が使用可能です。
そして確保の状況がかわらなければ、残りのおよそ30%にあたる人々は、アストラゼネカのワクチンを使うことになります。
ワクチンの性能に差がある以上、誰もが最も効果が高いものを望みます。
しかし現実問題として、医学的な優先順位だけでなく、経済的な力の差や情報力の差も存在します。
いつ、だれに、どのワクチンを打つのか、難しい判断を迫られるかもしれませんね。