軟水:肌にやさしく、炊飯にもピッタリ
軟水には、日本人からするとメリットがとても多いです。
まず、ミネラルが少ないので、髪や肌にやさしく、シャワーには最適です。
それから、先ほど指摘したように、素材の風味を活かした和食に向いています。軟水は無味無臭で、食材の旨味を引き出しつつ、風味のジャマはしません。
お米にも浸透しやすいので、ふっくらとした炊き上がりになります。
ちなみに、硬水はお米がパサパサして固くなるので、パエリアなどには向いています。
また、軟水はお腹にもやさしいので、胃腸が未発達な幼児には軟水を飲ませた方が良いです。ミネラルの豊富な硬水はお腹に大きな負担をかけてしまいます。
一方、軟水のデメリットは「ミネラル分が少ない」という以外、特にありません。
口当たりがやわらかで、苦味もなく、お米を主食とする私たちには軟水がベストでしょう。
ただ、食の欧米化が進む昨今において、硬水を使った方がいい場面も増えてきました。
こうしたメリット、デメリットを踏まえた上で、硬水と軟水を使い分けると生活の質も上がるかもしれません。